個人開発マネタイズの理想と現実──6.3万人YouTuberが語る「想像以上の難しさ」
「副業で個人開発のマネタイズに挑戦してきましたが、これが中々に難しいと感じています」──こう語るのは、プログラミング系YouTuberとして6.3万人のチャンネル登録者を持ち、Udemy講師として4万人の受講生を抱えるShin氏(@Shin_Engineer)です。
同氏は2025年初めから副業で個人開発に挑戦し、「サムネAI」「NotePress」「Catch Up」「Speed Build AI」「GSC MCP Server」など複数のプロダクトを開発・リリースしてきました。しかし、その過程で直面したのは「ビジネスの総合スキルを試される」という厳しい現実でした。
僕は今年初めから副業で個人開発のマネタイズに挑戦してきましたが、これが中々に難しいと感じています。ビジネスの総合スキルを試されている感じがします。
— Shin@プログラミングチュートリアル (@Shin_Engineer) October 12, 2025
・アイデア/企画
・設計
・開発
・テスト(これはほぼしてませんが)
・リリース
・マーケティング(集客)
・定期的なアップデート
この投稿は29,345回閲覧され、231いいね、111ブックマークを獲得しました。多くの個人開発者が「まさにこれだ」と共感した証拠です。
本記事では、Shin氏の実体験と最新の個人開発マネタイズ事例を基に、「個人開発で成果を出すために本当に必要なこと」を徹底解説します。
個人開発で成果を出すために必要な8つの必須スキル──1つでも欠けたら失敗する
Shin氏が挙げる個人開発で成果を出すために必要なスキルは以下の8つです。これらは「全て兼ね備える必要がある」と強調されています。
1. アイデアを発見する力
個人開発の出発点は「売れるプロダクトのアイデア」です。しかし、Shin氏は「売れるプロダクトを見極めるには限界がある」と述べています。
なぜなら、 需要と競合には時間変化が伴うからです。今日は競合が少ないニッチでも、半年後には大手が参入している可能性があります。逆に、今は飽和市場でも、新技術の登場で突然ブルーオーシャンになることもあります。
成功事例から学ぶと、「自分が欲しいものを作る」よりも「成功例をリサーチしてモデリングする」ほうが成功率は高いとされています。開設3週間で10万円の収益を上げた技術書ランキングサイトの事例では、成功しているサービスを徹底的に研究したことが勝因でした。
2. 設計力(+α デザインスキル)
アイデアが決まれば次は設計です。ここで求められるのは:
- 技術選定:Next.js、Supabase、Vercelなどのスタック選択
- データベース設計:スケーラビリティを考慮したスキーマ設計
- UI/UX設計:ユーザーにとって直感的で使いやすいインターフェース
- セキュリティ設計:認証・認可、データ保護
加えて、個人開発ではデザイナーを雇う余裕がないため、 最低限のデザインスキルも必要です。Figmaでワイヤーフレームを作成し、Tailwind CSSでスタイリングできる程度の能力は必須と言えます。
3. 開発力(+AIコーディングスキル)
Shin氏は「全てAIで効率化できているとは言え、これを1サイクル回すのに最低でも1~2ヶ月はかかる」と述べています。
2025年現在、AIコーディングツールの選択肢は豊富です:
ツール | 特徴 | 価格 | 適したシーン |
---|---|---|---|
Claude Code | 対話と分析に強い | $20/月〜 | 要件定義から設計まで一貫した自動化 |
Cursor | VS Codeベースの統合エディタ | $20/月 | 短時間で対話的にコードを書く |
GitHub Copilot | コード補完に特化 | $10/月 | 既存コードの拡張・修正 |
Windsurf | マルチエージェント対応 | 無料〜 | 複数AIの協調作業 |
しかし、AIがコードを書いても「何を作るべきか」「どう設計すべきか」の判断は人間が行う必要があります。AIはあくまで「実装の効率化」であり、「思考の代替」ではありません。
4. 継続力
Shin氏は「プロダクトが作れても終わりではなく定期的なアップデートが必要で『継続力』も必要になります(僕は課金されたタイミングでモチベが上がるのでその時にアプデしてますが😇)」と本音を語っています。
個人開発の現実:
- リリース後の放置は死:ユーザーからのフィードバックに対応しないと、すぐに競合に流れる
- バグ修正は必須:リリース直後は必ずバグが見つかり、迅速な対応が求められる
- 機能追加の要望:「この機能があれば課金する」という声に応えられるかが分かれ目
成功している個人開発者の多くは、「最初のリリースはMVP(Minimum Viable Product)で、その後ユーザーの声を聞きながら改善を重ねる」スタイルを取っています。
5. マーケティング力
「優れたプロダクト」と「売れるプロダクト」は別物です。どれだけ良いものを作っても、誰にも知られなければ収益はゼロです。
個人開発者が活用すべきマーケティングチャネル:
- X(Twitter):開発の進捗をオープンにして興味を引く(Build in Public)
- Product Hunt:グローバルな新製品発表プラットフォーム
- Zenn/Qiita:技術記事でターゲット層にリーチ
- YouTube:デモ動画で使い方を視覚的に説明
- Discord/Slack:コミュニティを構築してファンベースを作る
Shin氏自身もYouTubeチャンネルとXアカウントを活用して、自身のプロダクトを宣伝しています。既存のオーディエンスがいることは大きなアドバンテージです。
6. 体力(資金力)
Shin氏は「課金される優れたプロダクトであっても集客と入金にタイムラグがあるので、開発する体力も必要になります」と指摘します。
個人開発のキャッシュフロー問題:
- 開発期間:1-2ヶ月間は無収入で開発に専念
- リリース後のラグ:集客に1-3ヶ月、課金開始まで3-6ヶ月
- 初期投資:サーバー代、ドメイン、ツールのサブスクリプション
副業での個人開発であれば「本業の給料で生活費を賄う」ことで、このタイムラグに耐えられます。しかし、専業で挑戦する場合は6ヶ月〜1年分の生活費を確保してからスタートすべきです。
7. 好奇心(楽しむこと)
Shin氏は「スタートアップに似たようなモメンタムややりがいは感じられると思います」と述べています。
個人開発を続けられる人の共通点は、 「お金のためだけでなく、作ること自体が楽しい」という感覚を持っていることです。
成功事例を見ると、多くの開発者が「自分が欲しいものを作った結果、他の人も欲しがった」というパターンを辿っています。好奇心が原動力となり、結果的に収益化に成功しているのです。
8. 運
Shin氏の最も重要な指摘が「運の影響も大きい」という点です。
Shin氏の発言:
「100%の再現性はなく常に確率に支配されています」
運が左右する要素:
- タイミング:AIブームの波に乗れるかどうか
- 競合の動き:大手が同じ領域に参入するかどうか
- バズる瞬間:インフルエンサーがシェアしてくれるかどうか
- 技術トレンド:選んだ技術スタックが廃れないかどうか
しかし、Shin氏は「運」を強調しつつも、「1度でも個人開発で成果を出せれば、ソフトウェアビジネスを攻略したと言っても過言では無い」と述べています。運を味方につける確率を上げるためには、試行回数を増やすしかありません。

1サイクル1-2ヶ月の現実──AIコーディングの限界と可能性
Shin氏は「全てAIで効率化できているとは言え、これを1サイクル回すのに最低でも1~2ヶ月はかかる印象があります」と述べています。
開発サイクルの内訳
典型的な個人開発プロジェクトの時間配分:
フェーズ | 期間 | AI活用度 | 主な作業 |
---|---|---|---|
アイデア/企画 | 1週間 | 30% | 市場調査、競合分析、要件定義 |
設計 | 1週間 | 50% | 技術選定、DB設計、UI/UX設計 |
開発 | 3-4週間 | 70% | 実装、AIコーディング、デバッグ |
テスト | 数日 | 40% | 手動テスト、バグ修正 |
リリース | 2-3日 | 20% | デプロイ、ドキュメント作成 |
マーケティング | 継続的 | 30% | SNS投稿、記事執筆、コミュニティ対応 |
合計:6-8週間(1.5-2ヶ月)
AIコーディングで効率化できる部分・できない部分
効率化できる部分:
- 定型的なコードの自動生成(CRUD操作、認証ロジック)
- 既存コードのリファクタリング
- エラーメッセージの解釈とデバッグ支援
- ドキュメントの自動生成
効率化できない部分:
- 「何を作るか」の意思決定
- 複雑なビジネスロジックの設計
- ユーザビリティの最終判断
- マーケティング戦略の立案
Claude CodeやCursorなどのツールは「実装速度を3-5倍に加速」しますが、「企画・設計・マーケティング」の時間は短縮されません。つまり、開発全体で見れば「2-3倍の効率化」が現実的な数字です。
本業でやればもっと短縮できる?
Shin氏は「本業でできればもっと短縮できると思いますが」と述べていますが、これは「集中できる時間」の問題です。
- 副業の場合:平日夜2-3時間、週末5-8時間 = 週20時間程度
- 専業の場合:週40-50時間の集中時間
専業であれば単純計算で2-2.5倍のスピードで開発できますが、実際には「集中力の限界」や「燃え尽き症候群」のリスクがあるため、1.5-2倍程度が現実的でしょう。

継続力の重要性──課金されるまでモチベーションを保つ戦略
Shin氏の本音が最も現れているのが「僕は課金されたタイミングでモチベが上がるのでその時にアプデしてますが😇」という発言です。
個人開発者のモチベーション曲線
典型的な個人開発プロジェクトのモチベーション推移:
- Week 1-2:アイデアに興奮、高いモチベーション(90%)
- Week 3-4:設計の複雑さに直面、やや低下(70%)
- Week 5-6:実装の泥臭さで疲弊(50%)
- Week 7-8:リリース直前で再び上昇(80%)
- リリース直後:達成感でピーク(100%)
- リリース1週間後:反応が薄く急降下(30%)
- 初課金時:急上昇(100%)
問題は、 「リリース直後から初課金まで」のモチベーション維持です。この期間が3ヶ月以上続くと、多くの個人開発者が挫折します。
モチベーションを保つ戦略
成功している個人開発者が実践している戦略:
1. Build in Public(開発過程の公開)
XやThreadsで開発の進捗を毎日投稿することで:
- コミュニティからのフィードバックが得られる
- 応援してくれる人が現れる
- 「見られている」ことで継続の強制力が働く
2. 小さな成功体験の積み重ね
- 機能を小分けにして「今週はログイン機能完成!」と祝う
- ベータユーザー10人獲得を祝う
- 初めての「いいね」や「シェア」を記録する
3. マイルストーン設定
- 「1ヶ月目:MVP完成」
- 「2ヶ月目:100人のユーザー獲得」
- 「3ヶ月目:初課金」
4. コミュニティへの参加
- 個人開発者コミュニティ(Indie HackersやProductHunt)に参加
- 同じ境遇の仲間と励まし合う
- 他の人の成功事例を見てモチベーションを得る
Shin氏のように「課金されたタイミングでアップデート」という正直な姿勢も、長期的には持続可能な戦略です。無理に完璧主義を貫くよりも、「ユーザーの反応に応じて動く」ほうが現実的です。

運の影響と確率論──100%の再現性はない世界でどう戦うか
Shin氏の最も重要な洞察が「100%の再現性はなく常に確率に支配されています」という指摘です。
個人開発における運の要素
1. タイミング(市場の波)
- 成功例:ChatGPT登場直後にAI関連ツールをリリース → 波に乗って大成功
- 失敗例:数ヶ月遅れてリリース → すでに競合が飽和
2. 競合の動向
- 成功例:ニッチな領域で先行者利益を獲得
- 失敗例:リリース直前にGoogleが同機能を発表
3. バズる瞬間
- 成功例:インフルエンサーが偶然シェア → 一晩で1000ユーザー獲得
- 失敗例:どれだけマーケティングしても誰も反応しない
4. 技術の陳腐化
- 成功例:React、Next.jsなど長期的に支持される技術を選択
- 失敗例:マイナーなフレームワークを選んで開発途中で開発終了
運を味方につける戦略
完全にコントロールできない「運」ですが、 確率を上げることは可能です。
戦略1:試行回数を増やす
- 1つのプロダクトに1年かけるのではなく、3ヶ月で3つリリースする
- 失敗を前提に、素早く次に移る
実際、成功している個人開発者の多くは「100個リリースして3個当たった」というパターンです。
戦略2:波を読む
- X(Twitter)のトレンドを毎日チェック
- Product Huntの人気プロダクトを分析
- 技術ニュースサイト(Hacker News、TechCrunch)を購読
「今何が求められているか」を常にアンテナを張っておくことで、タイミングの良いリリースが可能になります。
戦略3:失敗から学ぶ
Zennの記事「5年間で作った個人開発・サービスの失敗例8つと成功例3つ」では、失敗事例から以下の教訓が得られています:
- 「マネタイズと集客方法を最初から考えていない」→ 失敗
- 「自分が欲しいものだけ作る」→ 失敗
- 「成功例をリサーチしてモデリング」→ 成功
運に左右される部分はあっても、 「失敗の確率を下げる」ことは可能です。

成功事例から学ぶマネタイズ戦略──月1万円から月100万円まで
個人開発のマネタイズには「広告」「サブスク」「買い切り」の3つのモデルがあります。それぞれの成功事例を見ていきましょう。
成功事例1:技術書ランキングサイト(広告収益)
- 開発期間:3週間
- 収益:3週間で10万円
- マネタイズ:Amazonアフィリエイト
- 成功要因:成功例をリサーチしてモデリング
この開発者は「自分が欲しいものを作る」のではなく、「既に成功しているサービスを研究」し、同じパターンを技術書に適用しました。
成功事例2:アプリ100個リリース戦略(買い切り+広告)
- 開発期間:5年間で100アプリ
- 収益:2022年時点で生活費を賄える水準(月20-30万円推定)
- マネタイズ:アプリ内広告+買い切り
- 成功要因:試行回数を増やして確率を上げた
「100個リリースして数個当たればいい」という戦略です。運に左右される部分を、試行回数でカバーしています。
成功事例3:SaaSサブスクリプション(月額課金)
- 開発期間:初期3ヶ月、その後継続的改善
- 収益:初月5万円 → 6ヶ月後10万円 → 2年後7桁
- マネタイズ:月額サブスクリプション
- 成功要因:ニッチな領域でNo.1を取った
この事例では、最初は副業で月5万円からスタートし、徐々にユーザーを増やして本業にシフトしました。
マネタイズモデル別の特徴
モデル | 初期収益 | 継続性 | 開発負担 | おすすめ度 |
---|---|---|---|---|
広告 | 低い | ユーザー数依存 | 低い | ★★☆☆☆ |
買い切り | 中程度 | 低い | 中程度 | ★★★☆☆ |
サブスク | 低い | 高い | 高い | ★★★★★ |
Shin氏の複数プロダクトも、おそらくサブスクリプションモデルを採用していると推測されます。継続的な収益が得られるため、長期的には最も安定します。

数年かけて登る山の価値──経験値リターンは計り知れない
Shin氏は最後にこう述べています。
Shin氏の発言:
「成果が出るまでに数年かかるかもしれませんが、向き合った時間に対しての経験やスキルのリターンは計り知れないものになるとも思っています。『プロダクト開発で一発当てる』というのは例えニッチな領域であっても一筋縄ではいきませんが、登る山が高いほど登った時に気持ちが良いものです。」
個人開発で得られる経験値
個人開発を1サイクル回すことで得られるスキル:
- 技術スキル:フロントエンド、バックエンド、インフラの全体像
- ビジネススキル:マーケティング、セールス、カスタマーサポート
- 問題解決能力:予期しない問題に直面した時の対処法
- プロジェクト管理:タスクの優先順位付け、スケジュール管理
- メンタル:挫折を乗り越える力、孤独に耐える力
これらのスキルは、 転職市場でも非常に高く評価されます。実際、「個人開発で月10万円稼いだ経験」は、多くの企業で「年収100万円以上のプラス評価」になります。
登山ルートの確立──次の山への応用
Shin氏は「自分なりの登山ルートが確立されれば、それを別の山を登山する際にも応用が効きます」と述べています。
1つ目のプロダクトで得た知見:
- 技術スタックの選び方
- MVPの最小構成
- 効果的なマーケティングチャネル
- ユーザーフィードバックの集め方
これらは2つ目、3つ目のプロダクトでそのまま活かせます。1つ目は1-2ヶ月かかったものが、2つ目は2-3週間で完成する、ということも珍しくありません。
個人開発は「最高の自己投資」
仮に1年間個人開発に取り組んで、収益がゼロだったとしても:
- 技術スキルが飛躍的に向上
- ポートフォリオとして転職活動に活用
- 「自分でビジネスを作る」経験値
- 同じ志を持つコミュニティとのつながり
これらの価値は、 金額に換算すれば数百万円に相当します。プログラミングスクールに通えば50-100万円かかるところ、実際にプロダクトを作りながら学べるのですから、最高の自己投資と言えるでしょう。

まとめ──個人開発マネタイズは「総合格闘技」、だからこそ価値がある
Shin氏の実体験から見えてきた個人開発マネタイズの真実をまとめます。
8つの必須スキル、どれも欠かせない
- アイデアを発見する力
- 設計力(+α デザインスキル)
- 開発力(+AIコーディングスキル)
- 継続力
- マーケティング力
- 体力(資金力)
- 好奇心(楽しむこと)
- 運
これら全てを兼ね備えることは容易ではありません。だからこそ、Shin氏は「1度でも個人開発で成果を出せれば、ソフトウェアビジネスを攻略したと言っても過言では無い」と述べているのです。
1サイクル1-2ヶ月、AIでも短縮できない部分がある
AIコーディングツールは実装を3-5倍加速しますが、企画・設計・マーケティングは人間にしかできません。全体で見れば2-3倍の効率化が現実的です。
運に左右されるが、確率を上げることは可能
100%の再現性はありませんが、試行回数を増やし、市場の波を読み、失敗から学ぶことで成功確率を上げられます。
経験値リターンは計り知れない
たとえ収益がゼロでも、得られるスキルと経験は数百万円の価値があります。個人開発は「最高の自己投資」です。
次のアクション
この記事を読んで「自分も挑戦してみたい」と思った方へのアドバイス:
- まずは小さく始める:1-2週間で作れるMVPから
- AIツールを活用:Claude Code、Cursorで実装を効率化
- Build in Public:開発過程をXで共有してコミュニティを作る
- 失敗を前提に:1つ目は学習だと割り切る
- 継続を最優先:1年間は続けると決める
Shin氏のように「6.3万人のYouTubeチャンネルを持つ」必要はありません。0からでも、小さなプロダクトから始めて、少しずつ積み上げていくことができます。
「登る山が高いほど登った時に気持ちが良いもの」──その頂上を目指して、今日から第一歩を踏み出してみませんか?
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