81万人が注目した「Claude Codeマスターガイド」とは
2026年2月7日、プロダクトマネジメント分野のインフルエンサーであるAakash Gupta氏(@aakashgupta)がX上に投稿した1枚のチートシートが、驚異的な反響を呼んでいる。
「This is literally everything you need to master Claude Code(Claude Codeをマスターするために必要なことは文字通りこれだけだ)」というシンプルなコメントとともに投稿された画像は、81.5万回の閲覧、11,102件のいいね、14,908件のブックマークを記録した。
「Master Claude Code – The Complete Guide for Everyone」と題されたこのインフォグラフィックは、Claude Codeの基礎から高度な活用法まで全9セクションで体系的にまとめられている。本記事では、この究極のチートシートの内容を日本語で完全解説する。
1. なぜClaude Codeが全てを変えるのか─アシスタントからOSへ
チートシートの最初のセクションは、Claude Codeの根本的な位置づけを明確にしている。
従来のAIツールは「アシスタント」だった。質問に答え、テキストを生成する受動的な存在だ。しかしClaude Codeは「オペレーティングシステム」へと進化している。
| 従来のAIアシスタント | Claude Code(AI OS) |
|---|---|
| チャットウィンドウ内で対話 | ファイルシステム全体を操作 |
| コピー&ペーストで情報を渡す | プロジェクト構造を自動で把握 |
| 1つのタスクを順番に処理 | 複数エージェントを並列実行 |
| セッション間で記憶なし | CLAUDE.mdでプロジェクト記憶を保持 |
Claude Codeは4ヶ月でARR(年間経常収益)5億ドルを達成し、最小限のマーケティング投資と2人のプロダクトマネージャーだけでこの成果を上げた。プロダクト・マーケット・フィットの驚異的な証拠だ。
2. Claude Codeにできること─ファイルアクセスからマルチエージェントまで
Claude Codeの能力は3つの柱に集約される。
1. フルファイルシステムアクセス
ファイルの読み書き、作成、削除、ディレクトリ構造の操作が可能。プロジェクト内のコードを直接編集し、新しいファイルを生成できる。「過去の顧客インタビューを何件行ったか?」と聞けば、プロジェクト内のファイルを検索・分析して即座に回答する。
2. MCP(Model Context Protocol)接続
GitHub、GitLab、Linear、Sentry、Slack、Buffer等の外部ツールとの連携が可能。これにより、Claude Codeは孤立したAIではなく、開発ワークフロー全体のハブとして機能する。
3. マルチエージェント並列処理
複数のエージェントインスタンスを同時に生成し、並列で分析を実行。日数かかっていた複雑なタスクを数時間で完了させる。
3. Claude Codeワークフロー─5段階の実行プロセス
チートシートが示すClaude Codeの最適なワークフローは、5つの段階で構成される。
| 段階 | 内容 | ツール/手法 |
|---|---|---|
| 1. 分析&リサーチ | コードベースの理解、要件分析 | Plan Mode(Shift+Tab) |
| 2. 計画&確認 | 実装戦略の策定、レビュー | Plan Modeで編集なしに制限 |
| 3. 作成&実行 | コード生成、ファイル作成 | フルアクセスモード |
| 4. スケール&反復 | テスト、最適化、拡張 | マルチエージェント並列処理 |
| 5. スタックサマリー&ダッシュボード | 成果の統合、レポート生成 | コスト追跡(/cos) |
特に重要なのがPlan Mode(Shift+Tab)だ。複雑なプロジェクトでは、Claudeをリサーチと計画のみに制限し、ファイル編集を禁止する。ユーザーが戦略を確認・修正してから実行に移ることで、大規模な修正のやり直しを防ぐ。
4. セットアップとMCP接続─外部ツールとの連携
Claude Codeの真価を発揮するには、適切なセットアップとMCP(Model Context Protocol)による外部ツール連携が不可欠だ。
推奨セットアップ手順:
- Claude Codeをインストール(
curl -sL https://install.anthropic.com | sh) - プロジェクトフォルダでClaudeを起動
- Claude Maxプラン($200/月)を選択して5倍の使用量を確保
- APIキーを認証
- MCP連携を設定
主要なMCP連携先:
| カテゴリ | ツール | 用途 |
|---|---|---|
| コード管理 | GitHub, GitLab | リポジトリ操作、PR管理 |
| プロジェクト管理 | Linear, Sentry | タスク管理、エラー追跡 |
| データ&分析 | Postgres, Supabase | データベース操作 |
| コミュニケーション | Slack, Buffer | 通知、SNS投稿 |
| リサーチ | Web Search, Firecrawl | 情報収集、スクレイピング |
5. 必須コマンド&キーボードショートカット
Claude Codeを効率的に操作するための必須コマンドとショートカットを整理する。
組み込みコマンド(スラッシュコマンド):
| コマンド | 機能 |
|---|---|
| /help | ヘルプを表示 |
| /compact | 会話を圧縮してコンテキストを節約 |
| /clear | 会話をクリア |
| /config | 設定の確認・変更 |
| /doctor | 環境の診断 |
| /cos | コスト・使用時間の追跡 |
ファイル参照(Type @で参照):
- @ファイルパス:特定ファイルをコンテキストに追加
- @フォルダ:フォルダ全体を参照
- @URL:Webページの内容を取り込み
キーボードショートカット:
- Shift+Tab:Plan Modeの切り替え
- Ctrl+C:現在の処理をキャンセル
- Tab:オートコンプリート
- Esc:入力をキャンセル
6. Skills&CLAUDE.md─プロジェクト記憶とカスタムスキル
Claude Codeの最も強力な機能の一つが、CLAUDE.md(プロジェクトメモリ)とカスタムスキルの仕組みだ。
CLAUDE.md(プロジェクトメモリ)
CLAUDE.mdは、プロジェクトルートに配置する設定ファイルだ。ここに書かれたルールは全セッションで永続的に適用される。通常のプロンプトはセッション終了時に消えるが、CLAUDE.mdは残り続ける。
設定すべき内容:
- プロジェクトのコンテキスト:ビジネス文脈、技術スタック
- コーディング規約:コミットプロトコル、命名規則
- 出力フォーマット:結果の表示形式、ファイル構造
- 禁止事項:やってはいけない操作の明記
カスタムスキル(Claude Skills)
再利用可能な自動化ルーチンを.claude/commands/フォルダに保存できる。例えば/meeting-notesというカスタムコマンドを作れば、毎回同じプロンプトを入力する手間が省ける。
フォルダ構造:
.claude/ ├── commands/ ← カスタムスラッシュコマンド │ ├── meeting-notes.md │ └── code-review.md ├── settings.json ← Claude Code設定 └── CLAUDE.md ← プロジェクトメモリ
特化エージェントファイルの作成も推奨されている。デザイナーエージェント(UX重視)、エンジニアエージェント(技術制約重視)、エグゼクティブエージェント(ビジネスインパクト重視)など、異なるペルソナを持つエージェントを並列で実行し、多角的なレビューを同時に得ることができる。
7. プロンプトテクニック─プロのパターンとデバッグ手法
チートシートの最後のセクションは、Claude Codeを最大限に活用するためのプロンプトテクニックだ。
プロのプロンプトパターン:
| パターン | 説明 | 使用場面 |
|---|---|---|
| コンテキストファースト | 背景情報を先に提供してから指示 | 複雑なタスク開始時 |
| 段階的指示 | 大きなタスクをステップに分割 | 多段階の実装作業 |
| 制約の明示 | やってはいけないことを明記 | 既存コードの修正時 |
| 出力形式の指定 | 期待する結果のフォーマットを提示 | レポート・ドキュメント生成 |
デバッグ&イテレーション:
- 「このエラーを調査して、原因と修正案を3つ提示して」─原因分析と複数の解決策を同時に取得
- 「@ファイルパスのコードをレビューして、改善点をリスト化して」─特定ファイルに絞ったレビュー
- 「Plan Modeでこの機能の実装計画を立てて」─実行前の計画策定
- 「前回の変更をロールバックして、別のアプローチで再実装して」─試行錯誤の効率化
まとめ─Claude Codeマスターへのロードマップ
Aakash Gupta氏のチートシートが14,908件のブックマークを獲得した理由は明確だ。Claude Codeの全体像を1枚のガイドに凝縮し、初心者からパワーユーザーまでが即座に参照できる実用性を持っているからだ。
| レベル | やるべきこと |
|---|---|
| 初心者 | インストール → 基本コマンド習得 → CLAUDE.md作成 |
| 中級者 | MCP連携設定 → カスタムスキル作成 → Plan Mode活用 |
| 上級者 | マルチエージェント並列処理 → 特化エージェント設計 → CI/CD統合 |
This is literally everything you need to master Claude Code:
— Aakash Gupta (@aakashgupta) February 7, 2026
Aakash Gupta氏のX投稿より:
@aakashgupta「This is literally everything you need to master Claude Code.(Claude Codeをマスターするために必要なことは文字通りこれだけだ)」
– 81.5万views / 11,102 likes / 14,908 bookmarks
Claude Codeは単なるコーディングツールではない。ファイルシステムへの完全アクセス、MCP経由の外部ツール連携、マルチエージェント並列処理を備えた、開発者のための「AI OS」だ。このチートシートを手元に置いて、まずはCLAUDE.mdの作成から始めてみてほしい。


コメント