【ロックマン的AI】OpenClawが面白すぎる─スキルを毎日追加して最強の自分専用AIエージェントを育成

目次

「まさにロックマンの世界線」─スキルを獲得して進化するAIエージェント

デジライズCEOのチャエン氏(@masahirochaen)が、あるAIツールについてこうポストした。

チャエン氏のX投稿(2.7万表示):

「OpenClawはSlack・LINE・DiscordだけでなくSwitchBotなどのハードウェアとも連携可能。まさにロックマン的な世界線。」

「スキルを毎日1つずつ付与しており、機能は日々拡張中。ManusやClaudeとは思想が違う。優劣の話ではないが、OpenClawには『未来』が見える。」

OpenClawの全体像:ロックマン的AIエージェント

ロックマン。敵を倒すとそのスキルを獲得して、どんどん強くなっていくあのゲームキャラクターだ。OpenClawは、まさにそれをAIの世界で実現している。スキルを追加するたびにできることが増え、自分だけの最強AIエージェントに育っていく。

GitHub19万スター超え。公開72時間で6万スターを獲得した、今最も注目されているオープンソースAIエージェントを徹底解説する。

OpenClawとは何か?─「AIが実際にやってくれる」エージェント

OpenClaw(オープンクロー)は、PSPDFKit創業者のPeter Steinberger氏が開発したオープンソースのパーソナルAIエージェントだ。元々はClawdbot、Moltbotという名前だったが、現在はOpenClawとして急速に成長している。

OpenClawとは:基本概要

一言で言えば、「ChatGPTがお喋りするだけなら、OpenClawは実際にやってくれる」

項目 内容
開発者 Peter Steinberger(PSPDFKit創業者)
GitHubスター 192,000+(2026年2月時点)
ライセンス MIT(完全無料・オープンソース)
動作環境 Mac / Windows / Linux(ローカル動作)
対応AIモデル Claude Opus 4.6(デフォルト)、GPT-5.3、ローカルLLM等
料金 OpenClaw自体は無料。AIモデルのAPI利用料のみ

OpenClawの何がスゴいのか?─3つの革命的ポイント

チャエン氏が指摘した「ManusやClaudeとは思想が違う」の本質を、3つのポイントで解説する。

OpenClawの3つの革命的ポイント

① スキルを追加して「育てる」─ロックマン方式

OpenClawの最大の特徴は、スキルを後から自由に追加できること。しかも、OpenClaw自身が新しいスキルのコードを自律的に書いてくれる。

チャエン氏は「スキルを毎日1つずつ付与しており、機能は日々拡張中」と語っている。まさにロックマンがボスを倒すたびにスキルを獲得していくように、使えば使うほど有能になっていくのだ。

② 50以上のチャンネルに対応─場所を選ばない

OpenClawが対応するメッセージングプラットフォームは驚くほど多い。

カテゴリ 対応プラットフォーム
ビジネス Slack、Microsoft Teams、Google Chat
メッセンジャー WhatsApp、Telegram、Signal、LINE
コミュニティ Discord、Matrix、Zalo
Apple iMessage(BlueBubbles経由)
ハードウェア SwitchBot AI Hub(2026年2月末〜)

つまり、Slackで仕事の指示を出し、LINEで外出先から確認し、Discordでチームに共有し、SwitchBotで家の照明を操作する──全てを1つのAIエージェントが担う

③ 完全ローカル動作─データは自分の手元に

OpenClawは自分のPC上で動作する。スキルも記憶もローカルのMarkdownファイルに保存される。クラウドの「壁の中の庭」ではなく、自分のデータは自分が管理する。これがManusやClaudeとの根本的な思想の違いだ。

実際に何ができる?─チャエン氏の活用例

チャエン氏は実際にOpenClawにGoogle、Slack、Notion、freee、音声・画像・動画AIなどを接続している。具体的にどんなことができるのか。

OpenClawの実践的な活用例
  • メール管理:Gmailの受信トレイを自動で分類し、重要なものだけ通知
  • スケジュール管理:Googleカレンダーと連携し、予定の調整をチャットで指示
  • 経理処理:freeeと連携し、領収書の処理やデータ入力を自動化
  • 情報収集:ブラウザを自動操作してWebデータを収集・分析
  • チーム連携:SlackやDiscordで受けた指示を自動処理し、結果を報告
  • コンテンツ制作:画像・動画AI連携で、クリエイティブ作業を効率化
  • スマートホーム:SwitchBot連携で照明やエアコンをチャットから操作

しかもこれらは全て、いつも使っているチャットアプリから指示できる。新しいアプリを覚える必要がない。

Manus・Claude・OpenClawの違い─何が「思想」的に違うのか

チャエン氏は「ManusやClaudeとは思想が違う」と述べた。この違いを分かりやすく整理する。

Manus・Claude・OpenClawの思想的違い
比較軸 Manus Claude OpenClaw
思想 万能エージェント 最高品質のAI 自分だけのAIを育てる
動作場所 クラウド クラウド 自分のPC(ローカル)
カスタマイズ性 限定的 MCPで拡張可能 スキル無制限追加
データ管理 クラウドに保存 クラウドに保存 ローカルに保存
記憶 セッション単位 メモリ機能あり 永続メモリ(数週間記憶)
料金 有料 有料 無料(API料金のみ)
ソースコード 非公開 非公開 完全公開(MIT)

ポイントは「育成感」だ。ManusやClaudeは「すでに完成したAI」を使うが、OpenClawは「自分で育てるAI」。ゲームで例えるなら、Manusは攻略本通りに進めるRPG、OpenClawは自由度の高いサンドボックスゲームに近い。

SwitchBot連携が切り拓く「AIの物理世界進出」

2026年2月末、SwitchBotは世界初のOpenClaw対応ローカルAIハブ「SwitchBot AI Hub」のリリースを発表した。これにより、OpenClawのAIエージェントがチャットアプリからスマートホームデバイスを直接制御できるようになる。

SwitchBot AI Hub × OpenClaw連携

「おい、エアコンつけて」とLINEで言えば、OpenClawがSwitchBotを操作してエアコンをオンにする。「今日の天気を見て、寒かったら暖房を入れておいて」と言えば、天気予報をチェックして自動で判断する。

AIがデジタルの世界から物理世界に手を伸ばし始めた瞬間だ。

注意:セキュリティリスクは「理解した上で」使うべき

チャエン氏も「セキュリティリスクを理解した上で」と注記しているが、これは非常に重要なポイントだ。

OpenClawのセキュリティリスクと対策

OpenClawは強力な権限を持つ。メール、カレンダー、メッセージング、ファイルシステムへのアクセスが可能だ。これは便利さの裏返しでもあるが、設定ミスや露出したインスタンスはプライバシーリスクになる。

最低限やるべきセキュリティ対策

  • ペアリング認証:デフォルトで有効。未知の送信者にはペアリングコードを要求
  • サンドボックスモード:Dockerコンテナ内で実行し、システムアクセスを制限
  • アクセス権限の最小化:必要なサービスだけに接続する
  • 定期的な更新:OpenClawは活発に開発されており、セキュリティパッチが頻繁にリリースされている

まとめ:OpenClawが見せる「パーソナルAI」の未来

OpenClawは、AIの使い方について新しい提案をしている。

OpenClawが見せるパーソナルAIの未来

OpenClawが「未来」に見える3つの理由

  • 育成型AI:スキルを追加して育てるロックマン方式。使えば使うほど自分専用の有能なAIに成長する。ChatGPTやClaudeが「借り物のAI」なら、OpenClawは「自分のAI」
  • 場所を選ばない:Slack、LINE、Discord、iMessage、SwitchBotまで50以上のチャンネルに対応。いつでもどこでも、使い慣れたアプリからAIに仕事を頼める
  • オープンソースの力:GitHub19万スターが示すように、世界中の開発者が毎日新しいスキルやプラグインを作り続けている。個人では作れない拡張性がコミュニティから生まれる

チャエン氏が言うように、OpenClawとManus・Claudeは優劣の話ではなく、思想の違いだ。完成されたAIを使いたいならManus・Claude。自分だけのAIを育てて、日々進化させたいならOpenClaw

ロックマンの世界線は、もう始まっている。

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